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A PET study of visuospatial attention
- Sakura
- 2024年8月12日
- 読了時間: 2分
更新日:4月28日
Corbetta M, Miezin FM, Shulman GL, Petersen SE. A PET study of visuospatial attention. J Neurosci. 1993 Mar;13(3):1202-26.
題名:視空間注意のPET研究
要約:(Positron Emission Tomography:PET)陽電子放出断層撮影を使用し、左右視野への視覚刺激課題から、空間的注意の移動に関与する神経システム(メカニズム)を特定しました。有効な手がかりのある場所への刺激は、無効な手がかりのある場所への刺激よりも速く反応することが示され、無効なプローブに対する反応時間(RT)は、進行中の注意移動の同じ方向に提示された場合に最も速くなりました。上頭頂皮質(SP)と上前頭皮質領域においては視線を中心に維持している場合よりも、注意を周辺部に移したときの方が活動的でした。右の上頭頂葉では、左右の視野に注意を向けるために2つの異なる反応が局在化していました。最後に、SP領域は過剰反応の実行とは無関係に、認知的または感覚的な手がかりに基づいて周辺の位置が選択されたときに活性しました。これらの知見は、頭頂領域と前頭領域が空間選択の異なる側面を制御していることを示しており、上頭頂皮質における機能的非対称性は、半側空間無視の病態生理に関連している可能性があります。
ポイント:左視野では左右両方向への運動注意において、左半球の頭頂葉の活動が低くなり、右半球の頭頂葉の活動が強くなります。右視野では左右方向への運動注意において、両側半球の頭頂葉の活動が強くなります。
