

脳卒中による内斜視
ご相談内容:「フレネル膜プリズムで複視は解決されたんですが、ぼやけて見えてしまい、車の運転や日常生活に不安を感じます」 今回は橋(脳幹)の脳卒中によって発症した内斜視による複視 (ものが二重に見えること) を、フレネル膜プリズムによって調整されているお客様からのご相談です。内斜視の角度は約32⊿(プリズム:以下,⊿)と大きい角度(32⊿ × 0.57° ≒ 18.24°)の斜視です。 橋(脳幹の一部)に脳卒中が起きると、 眼球を動かす神経が障害され、斜視による複視が起こります。 PPRF(paramedian pontine reticular formation:傍正中橋網様体)が単独で障害された場合には、患側眼の外転制限による内斜視を呈します。 この内斜視の機序は、患側への注視麻痺が外転眼(患側眼)でより顕著に出現するためと考えられています。 ※ 城倉健. (2020). 脳卒中と眼球運動障害: 橋の神経眼科学. 神経眼科, 37(2), 129-139.より. フレネル膜プリズムとは、透明なシート状のプリズムを眼鏡のレンズに貼り付けて、斜視
Sakura
2025年12月2日読了時間: 3分


眼球内腫瘍術後の眼球運動障害
2年ほど前に眼球内腫瘍摘出手術を受けられたお客様です。腫瘍摘出後、眼球運動障害によって両目での見え方が安定しないことにお悩みでした。手術を行ったのは左目です。しかし、術後は両目とも内斜視傾向が強くなり、眼球運動障害によって遠近感(距離感)の知覚が難しい状況でした。街中でよくつまずいたり、壁にぶつかってしまう頻度が多くなり、 ADL( Activities of Daily Living )は低下 。そこで内斜視の抑制と眼球運動障害のケアを目的としたレンズの作製をご依頼をいただきました。 画像①:2025/05の眼球運動検査(HESS) 画像②:2025/09の眼球運動検査(HESS) 画像①の結果から、左目の眼球運動障害が確認されます。また左右眼ともに眼球の内旋傾向(内斜視)が示されています。レンズ装用後4ヶ月の画像②の結果では、左目の眼球運動障害、眼球の内旋(内斜視)が少し抑制されています。歩いていても4ヶ月前より転倒・壁にぶつかる頻度が減少し、通院先のリハビリテーション病院ではADL指標の改善が確認されているそうです。今回はケースでは眼科医、
Sakura
2025年10月16日読了時間: 2分
レーシック術後のリカバリーレンズ
ご相談内容:「この1・2年で遠くも近くも見えにくくなりました」 レーシック手術を15年前に受けられたお客様です。術後の視力は両目とも(2.0)でした。しかし、2年ほど前から遠視と乱視が急速に進行し、遠くも近くも見えづらくなってきたとのことです。同時に頭痛と眼精疲労の頻度も多...
Sakura
2025年9月10日読了時間: 2分
網膜剥離術後のリカバリーレンズ
ご相談内容:「網膜剥離の手術後、頭を傾けて見ないと焦点が定まりません」 網膜剥離の手術を受けられたお客様です。網膜剥離の術式の一つにバックリング手術があります。 眼球の外側からシリコン製のスポンジを縫い付けて眼球を凹ませ、網膜を元の位置に戻します。 合併症として、...
Sakura
2025年5月16日読了時間: 2分
多焦点眼内レンズ挿入後のリカバリーレンズ
ご相談内容:「遠く近くともにボヤけた視界になって困っているんです。特に大好きな本が読めなくなって困っています」 多焦点眼内レンズ挿入後、視力低下にお悩みのお客様です。手術後の遠方視力は右(0.7)左(0.6)両目(0.9)、近見視力は右(0.2)左(0.3p)、目の屈折状態...
Sakura
2025年4月18日読了時間: 2分
多焦点眼内レンズ挿入後のリカバリーレンズ
ご相談内容:「白内障手術後、遠くも近くも見えにくいんです。信号も2つ見えるようになりました」 多焦点眼内レンズ挿入後、視力低下にお悩みのお客様です。手術後の遠方視力は右(0.4)左(0.3)両目(0.5)、近見視力は右(0.3)左(0.3p)、目の屈折状態は少し遠視側に矯正...
Sakura
2025年1月30日読了時間: 2分