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​ブログでは視覚に関する論文紹介を中心に更新しています。

ミヨスマート(DIMSレンズ)6年間の臨床研究から

  • Sakura
  • 1月8日
  • 読了時間: 2分

更新日:1月21日

Lam, C. S. Y., Tang, W. C., Zhang, H. Y., Lee, P. H., Tse, D. Y. Y., Qi, H., Vlasak, N., & To, C. H. (2023). Long-term myopia control effect and safety in children wearing DIMS spectacle lenses for 6 years. Scientific reports, 13(1), 5475.


題名:6年間DIMS眼鏡レンズを装着した子どもの長期的な近視コントロール効果と安全性


お子様の近視予防、海外ではDIMSレンズの使用が広がっています。このレンズの効果を確かめるために、香港理工大学の研究グループは子どもたちを対象に6年間の追跡研究を行い、その結果が公開されました。注目されるのは、6年間、DIMSレンズを装用した子どもたちは、近視度数の変化も眼軸長の伸びも、安定して抑制され続けた点です。眼軸長の伸びは一般的な近視児に比べて明らかに抑制され、効果が長期間維持されました。


表1. 6年間にわたるDIMS研究の各段階における治療割り当てと参加者数を示すフローチャート


また、近年流行の赤色REDやオルソケラトロジー、アトロピン点眼による近視予防はそのリバウンドが問題視されていました。DIMSは安全性についても、視力や眼の発育に影響するような問題は報告されず、長期間安心して使えることが確認されています。途中でDIMSをやめて単焦点レンズに戻したお子様でも、いわゆる“リバウンド”は見られず、年齢相応の自然な進行に留まっていました。


コメント:DIMSレンズはお子様の近視予防に安全で効果的であり、海外では多くの国で2015年頃より販売されています。しかし、残念ながら日本では現時点において販売が認められていません。本年後半にも承認される可能性があるそうですが、依然として不確定です。DIMSレンズの国内状況について進捗がありましたら、随時ブログにてご案内いたします。

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