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​ブログでは視覚に関する論文紹介を中心に更新しています。

Effects of visually demanding near work on trapezius muscle activity

  • Sakura
  • 2024年10月10日
  • 読了時間: 1分

更新日:4月28日

Zetterberg C, Forsman M, Richter HO. Effects of visually demanding near work on trapezius muscle activity. J Electromyogr Kinesiol. 2013 Oct;23(5):1190-8.


題名:視覚的に厳しい近見作業が僧帽筋の活動に及ぼす影響


目的:視覚的人間工学の悪さは視覚および頚部、肩部の不快感と関連しています。しかし、視覚要求(見ること)が頚部、肩部の筋活動との関係は解明されていません。そこで本研究の目的は、僧帽筋の筋活動が次の影響を受けるかどうか調査することです。

(1)目の調節機能(2)目の調節と輻輳の不一致(3)頚部/肩の不快感の有無


方法:66名の参加者(対象者:33名、頚部痛:33名)が、4つの異なるトライアルレンズの条件下で、視覚的に負荷の高い近見作業を行いました。


結果:眼の水晶体調節自体は僧帽筋の活動に影響しないことが示されました。しかし、調節と輻輳の間に不一致が存在する場合、眼の水晶体による調節と、僧帽筋の活動との間に有意な正の関係が見出されました。調節と輻輳の不一致は、視覚的に要求が厳しい近業作業において、僧帽筋の筋活動に影響します。


結論:本研究では、水晶体の調節と輻輳に対する要求が比較的低いことから、視覚的に負荷の高い近見作業は筋活動の亢進を招きます。また、時間の経過とともに近見作業に関連した頚部/肩部の不快感につながる可能性が示されました。

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