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Postural stability in strabismus and amblyopia
- Sakura
- 2024年7月18日
- 読了時間: 1分
更新日:4月28日
Nouraeinejad A. Postural stability in strabismus and amblyopia.
Strabismus. 2023 Sep;31(3):202-209.
題名:斜視と弱視における姿勢の安定性(総説論文:Review)
目的:斜視と弱視が平衡感覚に与える影響を文献調査します。
方法:斜視および弱視における姿勢の安定性に関する文献調査は、公開されたレポートおよび入手可能な文献を収集する為、データベースを使用して実施しました。
結果:文献を分析し、斜視と弱視の姿勢の安定性に関する現在までの報告を調査しました。その結果、姿勢制御は3つの必須要素(視覚系、前庭感覚系、体性感覚系)の基本的な統合に依存していますが、姿勢の安定性には視覚の役割がより重要であることが明らかになりました。また、小児期に何らかの理由で正常な両眼視力の獲得が不十分であり、斜視や弱視を有する際にはバランス感覚にも影響が及びます。異常な平衡感覚は、学齢期の子どもの粗大運動および微細運動制御の協調性に影響を与え、学業成績の低下と社会的進歩の遅れをもたらします。さらに、子供の一般的な健康、自尊心、安全にも影響を与えます。
結論:斜視や弱視でバランスパフォーマンス(平衡感覚)が低下してしまいます。両眼視の獲得は子供のバランス感覚の成熟に必要不可欠な要素です。
