top of page

​ブログでは視覚に関する論文紹介を中心に更新しています。

Risk of fall (RoF) intervention by affecting visual egocenter through gait analysis and yoked prisms

  • Sakura
  • 8月6日
  • 読了時間: 2分

Padula WV, Subramanian P, Spurling A, Jenness J. Risk of fall (RoF) intervention by affecting visual egocenter through gait analysis and yoked prisms. NeuroRehabilitation. 2015;37(2):305-314.


題名:転倒リスク(RoF)への介入:歩行分析と同側性プリズムによる視覚的自己中心の影響を通じて


背景:外傷性脳損傷(TBI)、脳血管障害(CVA)、およびパーキンソン病、多発性硬化症、脳性麻痺といった慢性神経疾患のような神経学的な出来事の後には、視覚的正中線(自己中心)のずれが生じることがあり、それが姿勢、バランス、空間認識に直接影響を与える可能性があります。その結果、転倒および負傷のリスクが高まり、公衆衛生システムに大きな財政的負担をもたらします。


目的:神経障害を有する被験者に対し、同側性プリズムによる介入によってバランスに統計的に有意な変化が生じ、転倒リスクを軽減できるかを検証すること。


方法:36名の被験者の歩行を、同側性プリズムによる介入の前後にマット型圧分布システムで評価しました。歩行中の前後方向(AP)および左右方向(ML)の軸におけるバランスと歩行パターンの変化を分析しました。


結果:ベースラインからの変化を比較するt検定において、視覚的正中線のずれを補正するように設計された同側性プリズムの使用によって、AP (p < 0.0001; 95% CI: 1.368-2.976) と ML (p = 0.0002; 95% CI: 1.472-4.173)の両方で統計的に有意なバランス改善が認められました。


結論:これらの結果は、同側性プリズムが視覚的正中線を調整することでバランスを改善し、転倒リスクおよびそれに伴う怪我を軽減する費用対効果の高い手段となる可能性を示唆しています。

最新記事

すべて表示

​谷 町 眼 鏡 店 Since 2012

Copyright © Tsubame Optical. All rights reserved. 

bottom of page