The impact of different postures on acute intraocular pressure and accommodation responses during reading
- Sakura
- 3月27日
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更新日:4月28日
Liang X, Wei S, Li SM, Zhao S, Zhang Y, Wang N. The impact of different postures on acute intraocular pressure and accommodation responses during reading. BMC Ophthalmol. 2024 Sep 16;24(1):405.
タイトル:読書中の姿勢の違いが眼圧および調節反応に与える影響
はじめに:近視の子供において異なる読書姿勢が眼圧(IOP)、および近距離作業による一過性近視(NITM)に与える影響を調査することです。
方法:60人の近視の子供たちは、33 cmの距離に配置された本を、2種類の読書姿勢(頭を下げた姿勢と頭をまっすぐにした姿勢)で30分間読むよう指示されました。参加者のIOPおよびNITMはトノメーター(眼圧測定)およびオートレフラクトメーター(屈折測定)を使用して評価されました。IOPの測定は、読書前、読書中(5分、10分、20分、30分のインターバル)、および5分間の回復期間後に実施しました。
結果:頭を下げた姿勢では、基準値のIOPは16.13 ± 2.47 mmHgでした。5分間の読書後にIOPの有意な上昇が観察されました(17.17 ± 2.97 mmHg; +1.03 ± 2.29 mmHg; p = 0.014)。その後の測定では、20分後にさらに増加しました(17.87 ± 2.90 mmHg; +1.73 ± 2.58 mmHg; p < 0.001)。30分間の読書後もその増加傾向が持続していました(17.57 ± 3.46 mmHg; +1.43 ± 2.66 mmHg; p = 0.002)。頭をまっすぐにした姿勢でのIOPの測定は、どの時間でも基準値と有意差は見られませんでした(p = 1.000)。頭を下げた姿勢で読むことは、頭をまっすぐにした姿勢で読むよりも、各時間点でIOPの増加が大きくなりました(p < 0.05)。さらに、30分間の読書後、頭を下げた姿勢でのNITMは、頭をまっすぐにした姿勢よりも高い結果となりました(-0.24 ± 0.53 D vs -0.12 ± 0.47 D, p = 0.038)。
結論:頭を下げた姿勢で読書をすると、頭をまっすぐにした姿勢で読書をする場合に比べ、IOPおよびNITMの増加が大きくなることが示されました。
