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Vertical phoria and postural control in upright stance in healthy young subjects
- Sakura
- 2024年7月10日
- 読了時間: 1分
更新日:4月28日
Matheron E, Kapoula Z. Vertical phoria and postural control in upright stance in healthy young subjects. Clin Neurophysiol. 2008 Oct;119(10):2314-20.
題名:健康な若年被験者における立位姿勢での垂直斜位と姿勢制御の関係
目的:垂直斜位(VH)保持者とVH非保持者(VO)の静止立位での姿勢制御パフォーマンスを比較調査すること。
対象者:26人の健康な被験者(27.04±3.29歳)
方法:姿勢制御は被験者の眼の高さに設定されたターゲットを固視している間、静止立位のCOPをフォースプラットフォームを用いて測定しました。すべての条件は200cmと40cmの2つの距離で実施しました。
結果:姿勢制御はVHの被験者よりもVOの被験者が安定していました。特に垂直方向の斜位とターゲットまでの距離の間には相互作用があり、VHの被験者は遠距離のみのVOの被験者よりも姿勢の不安定性を示しました。また、追加の研究ではプリズムによるVHの矯正が姿勢の不安定性を改善することが示唆されました。
結論:静止立位での姿勢制御はVHの被験者で低く、姿勢制御に関与する体性感覚、固有受容ループの機能低下を示していると推測されます。さらにプリズムによる矯正はVHの姿勢を安定させる可能性があります。
